ユニークなミュージアムグッズが各地にある。近世・近代の「琳派(りんぱ)」の名品を多数所蔵する細見美術館(京都市左京区)では、愛くるしい犬やユーモラスな金魚の図を基にした手拭いや皿、うちわが、若い女性らのハートを捉えている。
青森県の八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館の名物は、国宝「合掌土偶」をかたどった「人形焼」。ゆるキャラに似たかわいさが目を引く。あんはムラサキイモでクルミ入り。地元の和菓子店が手掛けただけあって、味も自慢の一品だ。
東京国立博物館(東京都台東区)では、館が所蔵する国宝で、江戸時代の巨匠・尾形光琳(こうりん)作の「八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)」を原寸大で忠実に再現した品を長年販売している。価格は何と300万円(税別)で、「過去に4個売れ、近年ではモチーフの『八橋』にゆかりのある自治体・愛知県知立(ちりゅう)市が購入されました」と担当者。漆職人の手による、グッズを超えた精巧な逸品だ。
海外に目を向けると、英ロンドンの大英博物館は古代エジプトゆかりの、陶製の青いカバの置物が定番。米ニューヨーク近代美術館では日本が誇る美術家・草間彌生さんの黄色いカボチャの小物などが目を引く。











