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新たな市立図書館が入る大丸須磨店=神戸市須磨区中落合2
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新たな市立図書館が入る大丸須磨店=神戸市須磨区中落合2
名谷駅前の大丸須磨店内に設けられる図書館のイメージ図(神戸市提供)
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名谷駅前の大丸須磨店内に設けられる図書館のイメージ図(神戸市提供)

 神戸市は18日、神戸市須磨区の大丸須磨店内に、同区で2カ所目となる市立名谷図書館(仮称)を開設すると発表した。市営地下鉄名谷駅前にある同店は来年3月に開業40周年に合わせた全館リニューアルを予定しており、図書館は2021年春のオープンを目指す。市は周辺住民の利便性を高め、街のにぎわいや若い世代の流入につなげる狙い。商業施設への公立図書館の設置は近年増えつつあるが、百貨店内での本格設置は全国初という。(石沢菜々子、三島大一郎)

 同市が同駅前などで重点的に取り組む、新たな人口減少対策の一環。

 新たな図書館はレストランなどがある同店4階に入る予定で、約1300平方メートル、蔵書は約7万冊を見込む。同区中島町にある須磨図書館と比べると約1・7倍の広さ。久元市長は定例会見で「多世代にふさわしい図書館にし、駅の拠点性を高めたい」と述べた。関連予算を2020年度当初予算案に盛り込む。

 一方、誘致した同店にも、多くの市民が利用する地域の新たな拠点にすることで、幅広い客層の呼び込みを目指す狙いがある。

 同店は1980(昭和55)年にオープン。店内のテナント構成などが近隣住民らのニーズと合わなくなっており、開業以来初の大規模改装を計画する。同店によると、1階の食品フロアを中心にリニューアルするほか、他のフロアも売り場を再編。百貨店の機能は1、2階に集約し、3階は、地域の活性化につながるテナントを検討している。

 近年、人口減少や大型商業施設との競争激化などで都心部から離れた郊外百貨店の閉鎖が相次ぐ。同じ沿線の西神中央駅前にあるそごう西神店(同市西区)も、来年8月末で閉鎖することが決まっている。大丸須磨店の担当者は「より地域に密着した店づくりを進め、都心百貨店との差別化を図りたい」としている。

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