兵庫県は１９日、県内のインフルエンザ注意報を発令したと発表した。県は流行の目安を流行開始、注意報、警報と３段階に分けており、注意報発令は昨年より４週間早い。

　定点調査する医療機関１９９カ所で、９～１５日のインフルエンザ患者数が１カ所当たり１０・０９人となり、注意報レベルの１０人を超えた。前週（２～８日）の４・７５人から倍増した。

　保健所（健康福祉事務所）管内別で見ると、１７管内中７管内で１０人を上回り、神河町や市川町などを管轄とする中播磨は３６人と、前週の４・５０人から大幅に増加。姫路市も２０・７９人と大幅に患者数が増えた。

　今年は１１月２８日に流行期入りした。県疾病対策課は、感染拡大防止のため、予防接種、手洗いやマスク着用の徹底などを呼び掛けている。（篠原拓真）