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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県病院局は20日、県立西宮病院(西宮市)の60代の男性麻酔科医が9月、患者に点滴で鎮痛剤を投与すべきところを、誤って局所麻酔剤を投与したと発表した。すぐに気付いて処置し後遺症などはないというが、通常の30倍以上のペースで大量の麻酔剤を投与しており「放置すれば命の危険性もあった。大変遺憾で申し訳なく思う」とした。

 同局によると、患者は西宮市内に住む60代女性で、9月4日、卵巣の摘出手術を受けた。麻酔科医が手術後の痛みを抑える際、鎮痛剤と同じ場所に置いていた局所麻酔剤を点滴投与。15分後に女性がけいれんや血圧低下を起こして誤りに気付き、麻酔作用を抑える薬剤を投与したという。

 誤って投与された局所麻酔剤「アナペイン」は、1時間当たり6ミリリットル程度の投与が一般的とされるが、同200ミリリットルというペースで計約90ミリリットルを投与していた。(前川茂之)

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