オーストラリアブレンド米を使って製造・販売した業務用のすし飯や白飯を「国内産」と表示したとして、神戸市は23日、同市長田区苅藻島町3の米加工会社「飛弾」に対して表示の是正や原因究明を指示した。
同市によると、国産とオーストラリア産のブレンド米を使って、昨年12月5日~今年3月11日の間に販売した業務用のすし飯や白飯計約52・5トンについて、領収書で「国内産すし飯 10キロ」などと事実と異なる表示をした。外部から市に情報提供があり、今年7月の立ち入り検査で発覚した。
同社は「オーストラリア産米を預けてきた取引先が廃業し、処分に困っていた。軽い気持ちでやってしまい申し訳ない」としている。
