• 印刷
登幸人氏
拡大
登幸人氏

 兵庫県高砂市の登幸人市長(69)が任期満了に伴う来年4月の市長選に立候補しない意向を固めたことが26日、関係者への取材で分かった。既に支援者の一部に3期目の今期限りで引退する意向を伝えた。近く記者会見を開いて正式表明するとみられる。

 登市長は加古川市出身。神戸商科大商経学部(現兵庫県立大)を卒業後、1973年に高砂市役所に入庁し、健康市民部長や市民病院事務局長、副市長を歴任した。2008年に岡恒雄前市長の死去に伴う市長選に立候補し、初当選した。

 財政健全化を進めた上で、治水対策や広域ごみ処理施設の整備、老朽化した市役所庁舎の建て替えなど大型事業に着手した。現在、商業施設「アスパ高砂」を共同運営する第三セクター保有部分の売却協議など残された課題もあるが、登市長は周囲に「一定の方向性は出せた」などと話しているという。

 市長選は来年3月29日告示、4月5日投開票。市議の北野誠一郎氏(58)と高砂商工会議所副会頭の都倉達殊氏(60)が立候補を表明している。人口減対策や厳しい経営が続く市民病院の対応などが焦点になりそうだ。(若林幹夫)

 

天気(9月12日)

  • 31℃
  • 26℃
  • 40%

  • 32℃
  • 24℃
  • 40%

  • 32℃
  • 26℃
  • 40%

  • 32℃
  • 25℃
  • 40%

お知らせ