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整然と海面に並ぶノリ網=25日午前、明石市の林崎・松江海岸沖(小型無人機で撮影)
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整然と海面に並ぶノリ網=25日午前、明石市の林崎・松江海岸沖(小型無人機で撮影)

 兵庫県内の各漁港で、養殖ノリの収穫と出荷が本格化している。同県は、2018年度のノリ生産量(約13億6千万枚)が佐賀県に次ぎ全国2位の一大産地。ノリを刈り取る漁船「潜り船」が、沖合に張られた養殖網の間を盛んに行き来している。

 明石市の林崎漁協では、県内最多の179人がノリの養殖に従事する。今年は水温が高く、網の張り込みが例年より数日遅れたという。今月11日から収穫を開始した。

 同漁協販売課の渡海敦さん(51)は「まだ収穫量は少なめだが、今後冷え込んで水温が低くなれば、肉厚でおいしいノリに育つ」と期待する。作業は来年4月末まで続く。(辰巳直之、斎藤雅志)

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