夫の転勤などで家族や友人がいない地域に移り、子育てをするのは、とても心細いもの。そんなとき頼りになるのがママ友やパパ友です。でも、どうしたら仲良くなれるのでしょうか。父親向け育児支援セミナーで講師を務める宝塚大准教授の上山直美さん(48)=母性看護学=に聞きました。
-ママ友、パパ友がいない世帯が多いようです。
「核家族で親と離れ、共働きで、職場では家庭の話はタブー、疑問はスマートフォンで検索して解決。そんな家庭が増えているようです。同じ悩みを共有できるパパ友・ママ友は子育ての心強い味方になります」
-知り合う方法は?
「まずは自治体の子育て支援窓口に行ってみてください。子育てイベントのチラシを配布しているので、自分に合う地域の催しに参加することをお勧めします。自治体の広報誌にもかなり細かく載っています」
「外で遊べる月齢になれば、公園や子育て広場など、子どもが集まる場所に行くのもいいでしょう。いろんな人から声を掛けられますよ。『子育てに役立ちたい』と思っている地域の方々って結構多いんです」
-お付き合いのこつは。
「年齢や肩書を横に置いて、純粋に子どもを中心にお付き合いすることです。パパ友・ママ友がほしいという人は子育てに熱心な人が多いですが、自分の体裁を気にしすぎると、うまくいきません」
「私自身、ママ友グループになじめなかったこともありました。幼稚園や保育園だったら『期間限定のこと』という割り切りも大事。地域には、自分に合ったグループがあるはずです」
-積極性が必要ですね。
「ママ友・パパ友づくりの第一歩は夫婦仲が良いこと。心に余裕がないと、新しい友達をつくる意欲が湧きません。夫婦関係が良ければ、同じ境遇のパパ・ママを見かけたとき、自然と声を掛けられます」
-講師を務める子育てセミナーではどんな話を。
「ママはパパの育児に対し『子どもはあやすけど、世話はしない』との不満が強いようです。だから料理や子どもの生活習慣などを伝えるようにしています」(聞き手・井上 駿)
【うえやま・なおみ】鹿児島市出身、神戸市灘区在住。神戸大大学院修了。同市須磨区などで父親向け育児支援セミナー講師を務める。











