兵庫県内の官公庁や多くの企業が6日、仕事始めを迎えた。東京五輪・パラリンピックがいよいよ夏に迫り、大会PRを担う県教育委員会の職員らは初日から気合十分。宝塚市では「就職氷河期世代」の正規職員採用試験で、400倍超の倍率を突破した4人が新たな気持ちで始動した。(太中麻美、三島大一郎、小谷千穂)
東京五輪・パラリンピックに加え、来年5月に開かれる「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西」のPRや開催準備を担う県教委スポーツ振興課。長島良行課長は職員約20人に「これから1年半、催しがめじろ押しだが、プレーヤーズファーストの精神で、チーム一丸となって乗り切っていこう」と訓示し、WMGのキャラクターの着ぐるみ「スフラ」も登場した。
5月には東京五輪聖火ランナーが県内14市を巡る。選ばれたランナーがどの区間を走るかなどは、2月ごろに決定する見込みという。
JR西日本(大阪市北区)の本社では、昨年12月に就任したばかりの長谷川一明社長が、幹部職員ら約350人を前に訓示した。
冒頭、今年4月に発生から15年になる尼崎JR脱線事故の犠牲者に黙とうをささげた。
長谷川社長は、昨年、海田市駅(広島県)の駅長が、事故の追悼施設を訪れる際の写真に不適切な文言を書き込んで駅事務室に掲示していた問題に触れ、「事故の風化防止の取り組みを改めて徹底する」と強調。「二度と発生させないという決意を持ち続け、安全性向上に取り組み続けよう」と力を込めた。
さらには、東京五輪・パラリンピックについても、事故防止やテロ対策などの安全確保に万全を期すとした。
令和になって初の仕事始めでは、これまでにない辞令交付式もあった。宝塚市役所では「就職氷河期世代」対象の採用試験に通ったスーツ姿の4人が、中川智子市長から「頑張ってね」と声を掛けられ、辞令を受け取った。
市民税課に配属された男性(41)=大阪府=は民間や自治体の非正規雇用など5社を経験したといい、「困難を経験したからこそ、市民に寄り添う行政マンになれるよう力を尽くしたい」と決意表明。
中川市長は「健康に気を付けて、定年まで勤め上げて」と話し、4人の肩を抱いて激励した。











