二十四節気の「小寒」に当たる6日、兵庫県市川町の延寿寺(堀豊明住職)では、檀信徒らが1年の無病息災などを願って臨む寒水行があった。底冷えの中、勢いよく水を浴びた体からは湯気が立ちのぼった。
神戸地方気象台によると、同日未明の気温は、三田で氷点下3・9度、姫路で0・3度など今季最低を観測した地点もあった。
開祖が市川で身を清めたとされる同寺では、100年近く寒水行が行われてきた。境内には専用の水行場があり、小寒から節分までの1カ月間、檀信徒や希望者が毎日未明に集まる。
45年参加を続ける同県加西市の男性(69)は「一度水をかぶると寒さは忘れ、終えると心が静まっている。新年の平穏を祈りました」と話していた。(小林良多)









