公明党の山口那津男代表は7日、神戸市内で開かれた党兵庫県本部の新春年賀会で、前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が保釈中に国外逃亡した問題について触れ、「許されていいはずがなく、(日本は)法の支配が徹底しているということを国際社会に示さなければならない。再発防止策を徹底的に議論したい」と20日招集予定の通常国会の争点になるとの見通しを示した。
山口代表は、出入国を所管する同党の赤羽一嘉・国土交通相(兵庫2区選出)に対し、通常国会に向け「これからの国交行政の在り方について説明責任を尽くしてもらいたい」と期待を寄せた。
また、米国とイランとの対立で緊迫化する中東情勢に関し「日本はイランと友好的な関係を築いてきた。状況を見極めながら首相の中東訪問など積極的に取り組んでいきたい」と語った。(前川茂之)