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イカナゴの稚魚「シンコ」(資料写真)
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イカナゴの稚魚「シンコ」(資料写真)

 早春の瀬戸内海で行われるイカナゴのシンコ(稚魚)漁に向け、兵庫県水産技術センター(兵庫県明石市)は9日、親魚の調査結果を公表した。個体数は前年よりわずかに増えたが、総産卵量の推定は平年の3%余りで過去最少だった。一方、1歳魚の数は昨年の5倍に増えており、同センターは「漁期短縮の成果といえる。ただ産卵量は極端に少なく、対策継続が必要」とする。

 調査は1986年から毎年実施。今回は昨年12月4日から約1カ月間、イカナゴが産卵する播磨灘北東部の「鹿の瀬」と呼ばれる海域で、親魚を約40回採取した。

 1回当たりの採取数は5・3尾で、過去最少だった前年の4・9尾から微増。しかし、産卵数の多い生後2年以上の魚は全体の5・7%で、極端な不漁に陥った2017年より前の20%以上を大幅に下回り、推定総産卵量は平年の3・3%と最少を更新した。同センターは「産卵場は香川県にもあり一概にはいえないが、今年も厳しい漁になる恐れはある」とする。

 同センターは今年1月下旬に播磨灘や大阪湾などの稚魚の状況も調査し、2月中旬に今季の漁況予報を発表する。これらの結果を踏まえて兵庫、大阪の漁業者らが試験操業し、解禁日などを決める。

 シンコ漁は例年2月末~3月上旬に解禁されるが、17年以降は極端な不漁から、例年1カ月余りある漁期を短縮。昨季は大阪湾での操業を3日間で終え、播磨灘も21日間で終漁した。(山路 進)

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