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「恋雅亭」の幕を閉じることについて説明する世話人の桂春蝶さん=10日午後、神戸市中央区元町通3(撮影・辰巳直之)
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「恋雅亭」の幕を閉じることについて説明する世話人の桂春蝶さん=10日午後、神戸市中央区元町通3(撮影・辰巳直之)

 42年にわたり神戸の地域寄席として親しまれた「もとまち寄席・恋雅亭」が10日、会場とする凮月堂ホール(神戸市中央区)が4月に運営を休止するのに伴い、同月の500回目の公演をもって終了すると発表した。同ホールで会見した恋雅亭同人会の吉村高也代表(66)は「他の場所での開催も議論したが、元町という場所にこだわって立ち上げた寄席。500回を節目にする」と話した。

 老舗菓子会社の神戸凮月堂が、演芸プロダクションを営む楠本喬章さんと六代目笑福亭松鶴さん(いずれも故人)に呼び掛け1978年に始まった。落語家の活躍の場が少なかった当時、地域から落語文化を育てようと月1回開いてきた。

 上方落語界は松鶴一門、桂米朝一門など6流派があり、それぞれの一門で寄席を開くのが当たり前だった。しかし恋雅亭は当初から流派の壁を破り、同じ舞台で別流派の噺家が技を競う場に。大物落語家が登場することでも人気を博した。

 阪神・淡路大震災で一時中断したが、半年後には再開。2003年8月の300回記念公演には故桂米朝さんや先代の故桂文枝さん、笑福亭鶴瓶さんや笑福亭仁鶴さんら豪華な顔触れがそろい、約250席の会場では立ち見も出た。

 現在の世話人の桂春蝶さんは「噺家の間には、恋雅亭に呼ばれたら一流という雰囲気があった」とした。吉村会長は「500回目は、恋雅亭を支えてくれた噺家さんをできるだけたくさん呼び、花道を飾りたい」と話した。(津谷治英)

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