総合 総合 sougou

  • 印刷
ライバルとして、仲間として絆を深めてきた桂かい枝さん(左から)、桂春蝶さん、桂吉弥さん=神戸新開地・喜楽館
拡大
ライバルとして、仲間として絆を深めてきた桂かい枝さん(左から)、桂春蝶さん、桂吉弥さん=神戸新開地・喜楽館

 上方落語界のリーダー役を期待される同期トリオの桂かい枝さん、桂春蝶さん、桂吉弥さんが24日から3日間、神戸市兵庫区の神戸新開地・喜楽館で3人会を開く。昨年、入門25年目を迎えたのを機に企画。3人は「プロ野球に松坂世代があるように、私らも落語界で輝く世代でいられるように精進する」と意欲を見せる。

 テレビ番組でも活躍する吉弥さん、英語落語への取り組みで知られるかい枝さん、戦争など歴史が題材の伝承に挑む春蝶さんと、それぞれに味のある話芸を磨いてきた。絆は深く、過去にも入門した1994年にかけて「くし(94)かつの会」などを開いてきた。

 今回は特別な思いがある。昨年11月に同期の桂三金さんが急逝したからだ。落語ブーム、大阪に約60年ぶりに定席・天満天神繁昌亭が開館するなど、同時代を一緒に歩み、切磋琢磨した仲間の死はショックだった。

 「人を押しのけるような人じゃなかった。誰にも愛されてました」(かい枝さん)、「優しい人柄で、亡くなる前にまんじゅうを食べていた姿を思い出す」(春蝶さん)、「僕のテレビ番組の感想をツイッターで送ってくれた」(吉弥さん)。それぞれ思い出は深い。今後の活躍が亡き友への供養とも誓う。かい枝さんは「繁昌亭に続く喜楽館は私らの世代で支えていく」。

 ベテラン世代とはいえ、繁昌亭ではなかなかトリが回ってこない苦労がある。そこで今回は3日間、くじ引きでトリを決め、日替わりとなる。ライバル心むき出しの真剣勝負。「子は鎹」(かい枝さん)、「たちぎれ」(春蝶さん)、「くしゃみ講釈」(吉弥さん)など大ネタを披露する。

 春蝶さんは「同期の活躍は気になる。今後も意識し合いながら高座に上がる」。吉弥さんも「年功序列の縛りに負けないように、やりたいことをやっていく」と抱負を口にする。

 「特選三人会 3DAYS in 喜楽館」は24日は午後7時から、25、26日は午後6時から。前売り3500円、当日4千円。神戸新開地・喜楽館TEL078・335・7088。

(津谷治英)

総合の最新
もっと見る

天気(8月8日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 33℃
  • ---℃
  • 30%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ