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「昆虫を食料問題解決のヒーローに」と語る西本楓さん=神戸市中央区磯上通4
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「昆虫を食料問題解決のヒーローに」と語る西本楓さん=神戸市中央区磯上通4

 非政府組織(NGO)で働く若者の育成を目指し、神戸市兵庫区のNGO「CODE(コード)海外災害援助市民センター」が市民からの寄付を財源に創設した「CODE未来基金」。助成を受けた若者が体験やその後の活動を語るトークイベントが月1回、神戸市内で開かれている。19日にある第4回のテーマは「昆虫食で世界の食システムに挑戦する」。コオロギを使った高栄養のプロテインバーを加工販売する会社の共同代表、西本楓(ふう)さん(22)=神戸市須磨区=が語る。(竹本拓也)

      ◇

 幼い頃から「大の昆虫好き」。2018年5月、昆虫食を普及するための会社「BugMo(バグモ)」を京都市内に共同設立した。社名には「昆虫(Bug)も食の選択肢に」との思いを込めた。チョコ味のプロテインバーにはナッツやレーズンなどと共に、コオロギ25匹分のパウダーが使われている。

 起業のきっかけは、神戸大入学後(現在は休学中)にサークル活動で2度訪れたウガンダでの体験だった。小学校の給食の配膳などを担当。お湯で溶いたトウモロコシの粉のみ、肉は月に一かけというメニューにがくぜんとした。「食の分野で社会貢献したい」と強く意識した。

 1年後の18年3月、同基金のプログラムで仲間3人とともに08年に大地震の被害に遭った中国・四川省の農村を訪れた。

 目指したのは「医食同源」による地域おこしだ。伝統食や農村風景を観光資源としたツアーを検討、現地食材でみそ汁も作った。住民との交流に食が大きな役割を果たすことを実感した。

 当初、被災した影響は分からなかったが「村の約半数が出稼ぎをしているなど、住民から話を聞くたびに見えてきた」と西本さん。同時に、CODEがなぜ長期的支援を大切にするのかが理解できたという。

 昆虫食は畜産に比べて水や餌の消費が少なく、たんぱく質などの栄養が豊富。食料問題解決の切り札として国際的にも注目を集める。現在はベトナムから原材料を輸入しているが、今後はラオスを拠点にして自社生産・加工を目指す。

 村での体験を胸に「生産者一人一人の顔が見える事業にしたい」と話す。規模だけを追求せず、生産者と消費者双方にとってもっと身近に。それが同基金のプログラムで得た「最大の学び」という。

 西本さんが登壇するイベントは19日午後2~4時、神戸市中央区元町通4のこうべまちづくり会館で。近畿労働金庫(大阪市)の共催・協賛。資料代500円。事前予約が望ましい。CODETEL078・578・7744

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