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雪のないゲレンデで余儀なくされる「冬の夏営業」。来場者はグラススキーを楽しむ=19日午後、豊岡市日高町太田、アップかんなべうえ野平ゲレンデ(撮影・末吉佳希)
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雪のないゲレンデで余儀なくされる「冬の夏営業」。来場者はグラススキーを楽しむ=19日午後、豊岡市日高町太田、アップかんなべうえ野平ゲレンデ(撮影・末吉佳希)
六分咲きの梅。例年より1週間ほど早く、1月末には満開になりそう=19日午後、神戸市須磨区天神町2、綱敷天満宮(撮影・後藤亮平)
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六分咲きの梅。例年より1週間ほど早く、1月末には満開になりそう=19日午後、神戸市須磨区天神町2、綱敷天満宮(撮影・後藤亮平)

 20日は一年で最も寒いとされる「大寒(だいかん)」。しかし暦とは裏腹に、記録的暖冬となっている。兵庫・豊岡では積雪ゼロ。スキー場からは悲鳴が上がり、冬物衣料や暖房器具の売り上げは伸びないまま。一方、ゴルフ場は休み知らずで客足好調。いつもと異なる冬景色が広がっている。(まとめ・上杉順子)

 気象庁によると、1月上旬の平均気温は、平年と比べ神戸で2・5度、豊岡で3・7度高い。豊岡の累積積雪量は平年同時期で105センチのところ、今冬は0センチと際立っている。

 宍粟市の「ちくさ高原スキー場」と兵庫県神河町の「峰山高原リゾートホワイトピーク」は年明けにオープンしたが人工雪が長持ちせず、数日後にいったん休業せざるを得なかった。

 自然雪の「ばんしゅう戸倉スノーパーク」(同市)になると、開場の見通しが立たない。運営会社は「12月に雪がなくて困る経験はあるが、1月になってもここまで苦戦するのは初めて」とこぼす。

 自然雪だけで営業する豊岡市日高町の「アップかんなべ」は、芝生のゲレンデを専用器具で滑るグラススキーを実施。西垣翔太支配人は「昨シーズンも暖冬だったが、年末年始など稼ぎ時にはどかっと降った印象。今年はそれすらなく過去最悪の事態が予想される」。

 県によると、県内スキー場14カ所のうち営業できているのが4カ所(14日現在)。県は支援策を行う方針。

 また、六甲山上では毎年「大寒」に天然氷を切り出す行事があるが、今年は氷が張らず延期した。

「豊作貧乏」

 冬物商戦の動きも鈍い。県内の百貨店ではコートやブーツが苦戦。大丸神戸店(神戸市中央区)の12月の売上高(速報値)は婦人、紳士服ともに前年同月比1割前後減った。

 アパレル大手のワールド(同区)もコート類が低調。担当者は「衣料品は実際に寒くならないと買ってもらえない」とため息をつく。

 家電量販店の上新電機(大阪市)によると、エアコンの昨年12月~1月中旬の売上高は前年比約2割減少。電気ストーブやホットカーペットも伸び悩む。

 一方、南あわじ市ではハクサイが一気に育ち、出荷量が急増。同市の農家角所誠司さん(63)は「収穫作業が大変。値段は上がらず豊作貧乏だ」と嘆く。

暖かさ続く

 好調なのはゴルフ場だ。丹波市の施設は例年は1月半ばから1カ月間休業するが、今年は営業を続け、1月の予約人数は前年の500人増。三木市内の施設は2月の予約人数が、前年の161%にも。「冬場はプレーを控える年配のお客さんが目立つ」としている。

 大阪管区気象台によると、2月17日までの1カ月予報でも「前半は気温がかなり高くなる見込み」という。

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