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スマートフォンを片手に交流を深める高齢者と大学生=神戸市須磨区須磨浦通3
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スマートフォンを片手に交流を深める高齢者と大学生=神戸市須磨区須磨浦通3

 スマホの使い方、私たちが教えます-。スマートフォンの利用が高齢者にも広がる中、大学生による「使い方教室」が神戸市須磨区で常設されている。契約からアプリの活用まで、孫のような学生が分かりやすく説明してくれるとあってお年寄りに好評。メールを送り合うなど、新たなつながりが生まれている。(千葉翔大)

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 金曜の午後、JR須磨駅近く、商店街の空き店舗。神戸芸術工科大4年の喜多川颯馬(そうま)さん(22)=同市垂水区=が、明るく語り掛ける。テーブルを囲んで座る60~80代の5人が、喜多川さんら学生の指先を食い入るように見つめる。女性(60)は「家族は冷たいけど、喜多川さんは優しく丁寧に教えてくれる」と笑顔だ。

 教室の名前は「すまほ~ん-須磨×スマートフォン-」。NPO法人「福祉ネットワーク西須磨だんらん」が運営する交流拠点「須磨いるサロン」=同市須磨区須磨浦通3=で2019年6月から開催。発起人の喜多川さんを中心に、神戸大や兵庫県立大生の約10人が交代で講師役を務める。

 70代の女性=同区=はスマホデビューしたばかり。「まだ使いこなせないけど、携帯電話で調べ物ができるのは便利ね」と喜ぶ。この日は、無料通信アプリLINE(ライン)の使い方や、待ち受け画面の設定方法を習った。「次は、携帯でお金が払える『ペイペイ』を使ってみたい」

 喜多川さんは、大学で専攻する建築デザインの視点を生かし、子ども向けの工作イベントなどを開いていた。地域の人とかかわる中で、高齢者の孤立に関心を持つようになった。

 「スマホを使ってなら若者から歩み寄れるかも」。そう考え、神戸芸術工科大4年の脇朱里さん(22)らを誘って始めた。趣旨に賛同した学生が自発的に集まり、行ける時に顔を出す。

 教室では、お年寄りそれぞれの希望やペースに応じて向き合う。リラックスした雰囲気からか、参加者同士がスマホでおしゃべりしたり、写真を送り合ったりするように。学生たちとも「次も参加するね」などメッセージをやりとりするようになった。

 喜多川さんは「最初は役に立てるか不安だったけど、参加した方が笑顔で帰っていくのをみると自分たちも元気が出る」と話している。

 毎月第2金曜と第4金曜の午後1~3時ごろ。参加費千円。スマホ持参。須磨いるサロンTEL078・732・0456

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