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レトルトの「バングラデシュカレー」をPRする岩下八司さん(右)、啓子さん夫婦=丹波篠山市京町、「だいじょうぶ屋」
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レトルトの「バングラデシュカレー」をPRする岩下八司さん(右)、啓子さん夫婦=丹波篠山市京町、「だいじょうぶ屋」
NPO法人「バングラデシュの村を良くする会」の支援で建てられた小学校と、そこに通う子どもたち=2019年、バングラデシュ(岩下八司さん提供)
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NPO法人「バングラデシュの村を良くする会」の支援で建てられた小学校と、そこに通う子どもたち=2019年、バングラデシュ(岩下八司さん提供)

 バングラデシュの教育を支援するNPO法人「P.U.S バングラデシュの村を良くする会」(兵庫県丹波篠山市京町)が、本場の味をレトルトパックに閉じ込めたカレーを販売している。「6千個売れると現地で小学校が1校建つ」といい、1個千円。開発には、同法人メンバーが熊本地震の被災地で出合った現地の障害者支援施設が協力した。(金 慶順)

 同法人は1985年から活動。これまでに現地で小学校21校を建設し、計1万人以上の生徒が学んだ。始まりは、岩下八司(やつし)代表(70)が大阪で知り合ったバングラデシュ出身の研修生に「なぜ自分たちが出稼ぎをするのか、一度国を見に来てほしい」と言われ、現地でホームステイしたことだった。活気のある魅力的な国だが、文字を読めないために財産を奪われたなどの話を聞き、教育支援の必要性を感じたという。

 岩下代表は妻の啓子さん(70)らと寄付を募り、水害で壊れた小学校などの新築を支援。年間1万6千円で子どもたちの就学を支援する「里親」も募集している。同法人が営む「だいじょうぶ屋」(同市京町)では現地で作られた衣類や小物も販売する。

 同店では毎週土日、岩下代表がホームステイ中に教わったバングラデシュカレーを手作りして販売中。シナモンやゲッケイジュ、ガラムマサラなど現地の香辛料をたっぷり使い、ニンニク、合いびき肉と炒めたスパイシーな仕上がりだ。今回開発したレトルト商品も、その風味を生かした。

 レトルト化に協力したのは、熊本県西原村の障害者支援施設「にしはらたんぽぽハウス」。2016年の熊本地震発生直後、岩下代表らが被災地支援に駆け付けた際に知り合った。その後の交流の中で、「阿蘇赤牛」のレトルトカレーを製造販売する同施設が「バングラデシュのレトルトカレーを作りませんか?」と提案。手作りの味を再現するため何度も試行錯誤し、昨年5月に完成した。

 これまでに売れたのは約700個。バングラデシュの村は毎年のように水害に見舞われるが、教育施設の整備は後回しにされがちだという。岩下代表は「カレーでバングラデシュに親しんでもらい、広く支援を集められたら」と話す。

 同店の営業は午前10時~午後4時ごろで火曜定休。調理カレーの店内飲食は土日限定(『ポロタ』というパンが付いて1皿500円)。

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