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 兵庫県内で2018年度に確認された障害者虐待の件数が125件と、過去最多を更新したことが県のまとめで分かった。17年度から1・4倍に増加した。このうち福祉施設の職員による虐待は9件増の40件でこちらも過去最多となった。県は「深刻な人手不足の影響で多くの職員が疲弊している状況が垣間見える」として施設に注意を呼び掛けている。(前川茂之)

 県障害福祉課によると、18年度に県や各市町に寄せられた障害者虐待に関する相談や通報は384件。17年度より79件増えた。内訳は親やきょうだいら「養護者」からが233件で6割、施設職員からが133件で3割余りだった。同課は「18年度は三田市で障害者のおり監禁事件が発覚するなど虐待に対する関心が高まり、重大事案に至る前段階での通報が増えた」と分析する。

 施設職員による被害者は知的障害者が60%と最も多く、次いで身体障害者が29%。内容別では身体的虐待と心理的虐待がともに43%と多く、長時間執拗(しつよう)に叱る、胸ぐらをつかむといった虐待が目立った。

 加害側は養護者によるものが83件(66%)と半数以上を占めたが、施設の職員によるものも年々増加傾向にあり、32%に達している。

 同課は虐待が確認された施設に対して文書や口頭で指導。17年度に8件あったより重い勧告処分はなかった。15年度には1回だけだった施設管理者向けの研修を17年度以降は10回に増やすなど指導を強化している。

 障害者虐待の増加は全国的な傾向で、厚生労働省によると、18年度の虐待件数は2745件、施設職員による虐待も592件で、いずれも過去最多だった。

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