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送迎デッキから空港施設を見学する「但馬空港のあり方懇話会」のメンバーら=但馬空港
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送迎デッキから空港施設を見学する「但馬空港のあり方懇話会」のメンバーら=但馬空港

 但馬空港(兵庫県豊岡市)のジェット機就航など将来の展望を話し合う懇話会が6日、同空港ターミナルビルで初会合を開いた。今後の航空需要を見通しながら、滑走路(現在は1200メートル)の延長により東京・羽田直行便や国際便の就航を図るなど幅広い可能性を探る。(桑名良典)

 「但馬空港のあり方懇話会」の構成員は、関西学院大の上村敏之教授や日本航空国内路線事業部の伊藤雄介部長、豊岡市の中貝宗治市長、但馬観光協議会の西村肇会長ら14人。初会合では但馬空港の現況や航空需要について県の担当者が説明した。

 同空港は事業費179億円をかけて1994年5月に開港。現在はプロペラ機で大阪(伊丹)まで1日2往復している。航空法施行規則改正により、2027年3月までに滑走路外側の安全区域を100メートル拡張する必要があり、県はこれに合わせ、滑走路をジェット機が就航できる2千メートル程度に延長することを検討している。

 同空港について参加者からは「霧などの悪天候で就航率が低い。信頼性の高い空港に」「ビジネスの舞台は世界に広がっている。羽田以外に関空や成田などへの便も」などの声が出た。有識者からは「費用対効果の十分な検討が必要」との意見もあった。

 懇話会は年内に残り3回開き、提言をとりまとめる。荒木一聡副知事は「空港需要の創出など簡単な事業ではないことは認識している。交流人口の拡大に向けて知恵を出し合いましょう」とまとめた。

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