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 中国を中心に感染拡大が続く新型コロナウイルス。集団感染などの影響が広がるクルーズ船で、神戸港の入港中止が相次いでいる。国は感染を疑う乗客がいる客船の入港を認めないよう港湾管理者に求めており、水際対策の強化を図るとみられる。

 神戸港では2月に7件の客船入港を予定。「ダイヤモンド・プリンセス」は6日と14日、22日に入港するはずだったが、61人の感染が判明し横浜で足止め状態が続く。ほかにも上海を発着に神戸や横浜を巡る予定だった「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」など5件が取り消された。

 国が入港しないよう要請した香港発の「ウエステルダム」は、市の担当者によると、横浜に行き先が変わった影響で、新たに横浜から出港するツアーで運航することになり、6日に神戸港への寄港(18日)が決定。しかし、国の要請に伴い、急きょ見送られたという。

 16日に入る「ぱしふぃっく びいなす」は、アジアを巡るツアーの最中、寄港地を中国から台湾に変更した。運営会社によると、乗客ら約450人に体調不良はないといい「気密性の高い船内で発症すると感染が広がりやすいので、感染症対策には気を付けてきた」と説明する。

 神戸港では3、4月にかけて客船入港が多くなる。しかし、3月も既に3件の入港中止が決まった。市には1月下旬以降、港の空き状況を確認する問い合わせが十数件あったが「報道などを見て、クルーズ船利用客が旅行そのものをキャンセルする動きが拡大するのではないか」と心配する。

 市の担当者は「不安の声もあるだろうが、全クルーズ船が危ないわけではなく、過度な警戒も困る。国と連携して対応していく」と話す。(篠原拓真)

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