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演劇に特化した放課後等デイサービスを立ち上げる大平正寿さん=神戸市中央区
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演劇に特化した放課後等デイサービスを立ち上げる大平正寿さん=神戸市中央区
1月にあったワークショップで劇を披露する子どもたち(大平さん提供)
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1月にあったワークショップで劇を披露する子どもたち(大平さん提供)

 障害のある児童生徒が放課後に通うデイサービスに、演劇活動を取り入れるユニークな施設が今春、神戸市にオープンする。立ち上げるのは特別支援学校元教諭の大平(おおだいら)正寿さん(44)=同市灘区=で、演劇の創作を通して子どもたちの社会的自立を後押しする。(久保田麻依子)

 大平さんは神戸学院大学時代に演劇に出合った。20代で劇団を結成し、神戸市内の商店街などで披露していた。その後、バックパッカーや船舶の修繕技師などを経て約8年半、特別支援学校や定時制高校で教諭を務めた。

 昨年春まで勤めた青陽須磨支援学校(同市須磨区)では、演劇部の顧問に就いた。「会話が難しい子どもたちが、演劇を通していきいきと成長する姿を間近で見て、演劇は療育に活用できると手応えを感じた」

 特に自閉症や発達障害など、集団生活への適応が難しい子どもたちにとって「正解や決まりがない創作演劇は、個性を発揮できるチャンスになる」と気付いた。子どもや親の居場所を学校以外にもつくりたいと、約1年がかりで放課後デイの開設を目指した。

 施設は、JR元町駅(同市中央区)近くのマンション1階を借りた。特別支援学校時代の仲間2人を児童指導員に迎え、4月の開所に向けて神戸市に「放課後等デイサービス」として事業申請をしている。

 内装は、得意の大工仕事を生かした大平さんの手づくり。稽古場と公演の舞台を兼ねており、事務所は楽屋や舞台そでの役割も果たす。1月中旬に催した3日間のワークショップでは、小学生から高校生までの子どもたちが、役作りや小道具製作を担い、一つの作品を仕上げた。

 対象は小中高生。演劇活動に特化した放課後デイは珍しいという。施設名は「放課後等デイサービス るび」。難しい漢字などに付けるふりがなのルビから取った。「支援を必要としている子どもや家庭にとって、あたたかい居場所になりたい」

 3月20~22日、同施設で2回目の体験ワークショップがある。問い合わせはメール(info@houkagorubi.com)で。

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