プログラミングなどICT(情報通信技術)について子どもたちが地域で楽しく学ぶ、総務省「地域ICTクラブ普及推進事業」の成果発表会が14日、東京都内で開かれた。「淡路市ICTクラブ協議会」をはじめ全国で活動する17団体が取り組みを発表した。
IoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)の時代を生き抜く子どもを育てるため、同省が2019年度、学校外で学べる活動を公募。地域課題の解決などをテーマにした17の提案を採択した。
兵庫県内から唯一選ばれた同協議会は、あわじ次世代テック推進会や淡路市、津名高、明石高専、神戸新聞社、ドコモCS関西で構成し、8月からプログラミング、ロボット制御、アプリ「ことまど」での新聞作成など5講座を展開した。
発表会には、各団体のメンバーや教育関係者ら約150人が参加。同協議会の実証責任者、森靖一さんは講座の成果を報告し「産官学民が連携して取り組んだ。今後、活動を強化させ、新たな産業の創出まで持っていきたい」と述べた。(武藤邦生)
