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「父の楽曲と自分の音楽観を融合させていく」と誓う尾崎裕哉=神戸新聞社(撮影・秋山亮太)
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「父の楽曲と自分の音楽観を融合させていく」と誓う尾崎裕哉=神戸新聞社(撮影・秋山亮太)

 似ている。伝説のミュージシャンで父の尾崎豊に。顔や表情に加え、声の質までDNAを受け継いでいる。長男の尾崎裕哉(ひろや)は同じ音楽の道を志して4年。全国各地で公演するなど活動の幅を広げている。力を入れているのがオーケストラとの協演。3月7日には兵庫県立芸術文化センター(西宮市)で、歌声を響かせる。

 2歳で父と死別。記憶に面影はない。だが残された名曲の音源、コンサート映像に幼い頃から親しんできた。12歳からの2年間は、5枚のアルバムに収録されている70曲以上を丁寧に聞き込んだ。

 思春期の揺れる心を描き、多くのファンを魅了する歌声を脳裏に焼き付けた。ちょうどギターを始めた頃でもあり、自然と「尾崎豊」に自分の姿を重ねて声を磨いていた。「写経に近い作業だった」と苦笑する。やがて、自分もシンガー・ソングライターになりたいと思い始めた。

 2016年にシングル「始まりの街」を発表。独自の世界を開くとともに、父の曲をカバーした。「卒業」「I LOVE YOU」「15の夜」…。

 「継承と革新」を目標に掲げる。「10代の若い心に訴える強いメッセージ性は素晴らしい。父の音楽は後世に残す必要があると思う。それは自分の役割。伝統芸を残す、歌舞伎の世界のような感じ」と語る。

 オーケストラとの協演をその一環にとらえる。「生前の父にはなかった発想と思う。しかし音の響く、スケールの大きい舞台に映える作品が多い。かつてのファンも知らない楽曲を発掘したい」と意欲的だ。

 父の背中を追いながら、創作も前向きに取り組む。「近いうちにアルバムも発表し、裕哉の音楽観を浸透させたい」

 尾崎裕哉・プレミアムシンフォニックコンサートは3月7日午後4時開演。8千円。兵庫県立芸術文化センターチケットオフィスTEL0798・68・0255

(津谷治英)

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