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児童虐待の現状について話す児童虐待防止協会の津崎哲郎理事長=神戸市中央区下山手通4
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児童虐待の現状について話す児童虐待防止協会の津崎哲郎理事長=神戸市中央区下山手通4

 地域で子育て家庭をサポートする「子育て応援ネット」の全県大会がこのほど、神戸市中央区の兵庫県公館で開かれた。地域団体などの関係者ら約380人が参加し、事例発表や講演に耳を傾けた。

 同ネットは自治会や子ども会、PTAなどで構成。子育て家庭の見守り、虐待や問題行動の早期発見などに取り組む。大会は県や県地域女性団体ネットワーク会議などが主催し、16回目。

 会場では、多可町青少年問題協議会、たつの市子育てネットワーク推進協議会のメンバーがそれぞれ活動内容を報告。児童の登下校の見守りや地元老人会との交流など、地域ぐるみの子育て支援について紹介した。

 続いて認定NPO法人児童虐待防止協会の津崎哲郎理事長が講演。児童虐待の件数が増え続けている現状に触れ「家庭での子育ての困難化が虐待につながっている」と指摘し、「地域の人が子育て中の親に声をかけてるだけでも、子育ての負担は減り、虐待の防止にもつながる」と強調した。また、虐待を受けた子どもは他者に攻撃的になる傾向があるとし「(そうした子どもに)温かい言葉をかけることが重要」と話した。(西竹唯太朗)

 

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