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車両に見立てた台車(右)に向け、自動で板が伸びる段差解消装置=21日午前、三田市福島
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車両に見立てた台車(右)に向け、自動で板が伸びる段差解消装置=21日午前、三田市福島

 JR西日本は21日、駅のホームと電車の段差・隙間を自動で解消するスロープ装置の実証実験を、兵庫県三田市の大鉄工業技術研修センターで公開した。車いすでスムーズに電車に乗降でき、バリアフリー化をさらに進めることができる。数年後の実用化を目指しており、完全自動化できれば国内初になるという。

 装置はグループ会社などと共同開発した。駅で電車が止まると、ホームに埋め込まれた装置から、厚さ約8センチの板が電車の乗降口に向かって自動で伸びる仕組み。センサーで制御し、通常は10~20センチの隙間を7センチ以下に、約5センチある段差を3センチ以下にする。

 現在は車いす利用者が駅員に申告し、ホームまで同行した駅員が専用の渡し板を掛けている。装置を実用化できれば車いすで直接ホームに行け、5~20分かかる乗車までの時間が短縮できる。駅員の負担軽減効果も見込めるという。

 実験は今月末まで、車いすの利用者に乗降してもらい、安定した動作ができるかなどを確認する。JR西の担当者は「現状では昇降に約10秒かかるが、4秒程度に縮め実用化につなげたい」と話した。(高見雄樹)

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