「異人館博士」と呼ばれた故坂本勝比古さん。講演でもその魅力や活用策を語っていた=2018年、神戸市内
神戸・北野の異人館など、近代建築の保存・研究に尽力した建築史家の坂本勝比古・神戸芸術工科大名誉教授が15日、93歳で亡くなった。「異人館博士」と呼ばれた坂本さんの死に、交流のあった人たちから悼む声が寄せられた。
1級建築士で、文化財保護・活用の人材を養成する「ひょうごヘリテージ機構H2O」世話人の沢田伸さん(71)=神戸市北区=は「地域で眠っていた異人館の価値を、半世紀以上前に発見した誇れる先人」と評価。「重要な建築物の保存や活用は、行政と民間が協力し、地域の宝だと思ってもらえることが大事だと示してくれた」と話した。
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