新型コロナウイルスの感染拡大による政府のイベント自粛要請を受け、兵庫県競馬組合は27日、3月13日までの間、尼崎市の園田競馬場でのレースを無観客で開催すると発表した。28日~3月5日に同競馬場内で予定していた大相撲、田子ノ浦部屋の朝稽古の公開も取りやめる。
日本中央競馬会(JRA)や他の地方競馬場も同様の措置をとっており、27日に決定した。
無観客競馬となるのは3月3~5日と10~13日の計7日間。各場外販売所での馬券の発売と払い戻しは中止し、インターネットで受け付ける。同競馬場での払い戻しは3月3~5日の3日間のみ受け付ける。
姫路競馬場は年内のレースの予定はないが、期間中、場内の「ひめじスポーツセンター」を閉館する。
ボートレース尼崎(尼崎競艇場、同市水明町)も、28日~3月15日まで場内やレース場窓口に客を入れない無観客レースの措置を取ると発表した。窓口での払い戻しや発売も中止する。尼崎市などによると、この期間中120レースを予定しているという。(前川茂之、大盛周平)