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和解について説明する野口善國弁護士(右)と福田和美弁護士=27日午後、神戸市中央区、神戸司法記者クラブ
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和解について説明する野口善國弁護士(右)と福田和美弁護士=27日午後、神戸市中央区、神戸司法記者クラブ

 兵庫県多可町で2017年5月、町立小学校5年の女児=当時(10)=が、学校でのいじめが原因で自殺した問題で27日、町が賠償金300万円を支払うことで遺族と和解した。裁判外紛争解決手続き(ADR)として、遺族側は昨年9月、県弁護士会紛争解決センター(神戸市)に和解あっせんを申し立てていた。

 この問題を巡っては19年3月、小学4年時からのいじめ行為を自殺の要因と判断した第三者委員会の再調査報告書が答申された。同年6月、遺族側代理人が「訴訟では町と敵対関係になり、再発防止の話し合いが困難になる」などとし、ADRでの早期解決を要望していた。

 和解金の額は同センターが提示した。遺族側代理人は27日、神戸市内で会見し「子どもの命を金額で評価したくないのが大半の遺族の思い。ADRの解決がほかの事件の参考になれば」とした。また、「事件後、町教育委員会が誠実に真相解明に取り組み、いじめ防止に向け、遺族と同じ方向を向いてきたことも、(賠償問題の)早期解決につながった」と説明した。

 和解成立を受け、遺族は「これで娘の命が戻る訳ではなく、家族の悲しみは消えない。娘の命が無駄にならず、しっかりと再発防止されることを心から願う」とコメントした。(長嶺麻子)

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