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加害教員の処分内容を説明する後藤徹也教育次長(左から2人目)と長田淳教育長(右から2人目)ら=28日午後、神戸市中央区加納町6、神戸市役所(撮影・中西幸大)
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加害教員の処分内容を説明する後藤徹也教育次長(左から2人目)と長田淳教育長(右から2人目)ら=28日午後、神戸市中央区加納町6、神戸市役所(撮影・中西幸大)

 神戸市立東須磨小の教員間暴行・暴言問題を巡り、神戸市教育委員会は28日、2人の懲戒免職を含む計8人を処分した。長田淳教育長は「学校現場と一丸となって再発防止に取り組む」と強調したが、別の学校での教員間ハラスメントも明らかに。東須磨小の問題とも重なる構図で、根の深さと教育再生への道のりの険しさがあらわになった。(井上 駿)

 この問題で、長田教育長が会見するのは初めて。「深い傷を負った児童生徒、保護者の皆さま、被害教員とご家族の皆さまに心より深くおわび申し上げます」と約10秒間、深く頭を下げた。

 「模範となるべき教員が前代未聞の事案を起こした。子どもたちに対して一番申し訳ない」と苦渋の表情を浮かべ、自身と教育委員4人の給与の一部を自主返納する対応を述べた。

 長田教育長は、同小の問題の背景に「中堅が少ないいびつな年代構成や、(人事異動の)神戸方式も影響していた面もある」とし、

「心理学や人材育成の専門家らを招き、早急に背景を分析したい」と強調した。

 その後、全学校園の教職員を対象にしたハラスメント調査で発覚した事案の懲戒処分が公表された。パワハラと、男性教員が女性教員の体を触るセクハラが明らかになった。

 パワハラは、先輩教員2人が若手教員に、食用の蚕のサナギを無理やり食べさせる▽職員旅行を盛り上げる企画として、丸刈りをさせる▽酒を強要する-などのハラスメント行為が認定された。学校名は被害者の希望で明らかにされていない。

 東須磨小が「氷山の一角」だったことを物語るような事案。後藤徹也教育次長は「教員個人の資質の問題ではなく、教育委員会全体の問題と受け止めている」とした。

 相次ぐ問題の背景を記者から問われると、考えながら答えた。「神戸の教育はこれまで、教員間の仲間意識を大切にしてきたが、いつの間にか人権意識が抜け落ち、暑苦しい人間関係だけが残ってしまった」

 さらに現在、調査中の悪質なセクハラやパワハラが10件程度あるとも明かした。

 「来年度の半ばまでに関係者からヒアリングを済ませ、処分をする。教員の仕事を一から見直していくしかない」とため息まじりに話した。

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