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 新型コロナウイルスの感染防止策として、小中高校が臨時休校したことを受け、バスや電車など交通機関各社が通学定期券の払い戻しの特別措置を設けた。兵庫県内では3日から、小野市を除く全ての市町で休校。各社は対応に追われた。

 JR西日本は、ホームページで、通学定期券の払い戻しに関する案内や算出方法を掲示している。

 原則として、政府が休校を要請した2月28日以降の最終登校日を最後の使用日とみなし、使用済み月数分(1、3カ月定期の金額を組み合わせて算出)と手数料220円を差し引いた額を払い戻す。

 手続き日に限らず、最終登校日を基準に払い戻し、対象は定期券購入日から1年以内とする。阪急、阪神、山陽電鉄など私鉄各社もほぼ同じように対応する。

 神戸市交通局も3日、市営地下鉄やバスの通学定期券の払い戻しを決定。ポートライナーなどを運行する神戸新交通は、定期券販売所にチラシを掲示した。

 ただ、神戸市などが決めた臨時休校は15日までで、その後の見通しは立っていないため、払い戻しの手続きを見合わせる人も少なくない。

 JR三ノ宮駅で家族と待ち合わせていた神戸市内の男子中学生(13)は「定期券は通学だけでなく、塾や皮膚科に行くのにも使っている。落ち着いたら友人とも遊びに行きたいし、しばらくは手続きしないと思う」と話していた。

 また、JR西日本は旅行を取りやめる利用者への切符の払い戻しも行っている。普通乗車券や特急券、グリーン指定席などを対象に、窓口で対応するという。(末永陽子)

 

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