新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、兵庫県姫路市は4日、世界文化遺産・国宝姫路城の天守と、西の丸百間廊下の公開を7日から19日まで休止すると発表した。他の屋外部分には通常通り入城して散策できるが、ガイドによる案内は中止する。20日以降については、状況を見極めながら16日をめどに判断する。
兵庫県内でも西宮、神戸市で感染者の確認が相次いだことを受け判断した。県外のライブハウスなど、人が密集する屋内施設で多数の感染者が出たことも踏まえた。
天守などの公開休止に伴い、入城料は通常の半額の500円(大人)とし、隣接する好古園との共通チケット販売は取りやめる。
姫路市によると、感染拡大により入城者数は大幅に減っており、2月は前年(9万9450人)比で22%減の7万7749人。このうち外国人は1万2593人で、前年(2万2912人)から約45%減った。特に中国語圏(前年比約63%減)と韓国語圏(同約74%減)の落ち込みが目立っている。(小川 晶)
 
       
					 2020/3/4 11:18
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