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事件を受け、報道陣の質問に対応する神出病院の佐伯正一事務部長
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事件を受け、報道陣の質問に対応する神出病院の佐伯正一事務部長
勤務していた看護師ら6人が逮捕された神出病院=4日午前、神戸市西区神出町
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勤務していた看護師ら6人が逮捕された神出病院=4日午前、神戸市西区神出町
神戸新聞NEXT
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 入院患者を虐待したとして看護師ら6人が逮捕された神出病院(神戸市西区)は4日午後、佐伯正一事務部長が報道陣の取材に応じた。詳細が把握できていないため会見は開かないといい「今後二度とこのようなことが起きないよう全力を尽くす」などとする大沢次郎院長のコメントを出した。

 佐伯事務部長によると、6人は仲が良く、勤務態度で問題は確認されなかったという。事件が繰り返された夜間勤務帯も人員は基準を満たしていたが、昨年12月に県警から連絡を受けるまで誰も虐待行為に気づけなかったとしている。

 神出病院を管轄する神戸市保健所調整課は1月末に同病院から連絡を受けた。2月3日に病院幹部にヒアリングを実施したが、この時点でも病院幹部は全容を把握していなかった。

 一方、昨年11月、看護師の配置や施設環境を確認した実地指導では、特に問題はなかった。同課は「病院側と日程を調整し、週内にも臨時の実地指導を行いたい」としている。

■患者家族ら「許せない」

 統合失調症や認知症などの患者を虐待したとして「神出病院」(神戸市西区)の看護師ら6人が4日、兵庫県警に逮捕された。精神科病院の医療関係者が患者を暴行する事件は全国で後を絶たないが、6人が関与するケースは極めてまれ。医療現場や患者家族らにも動揺が広がっている。

 県内では2018年、加東市の精神科病院の看護師が患者を平手打ちしていたことが発覚。全国でも15年に千葉市の精神科病院で、准看護師が患者の頭を蹴る事件があった。

 ただ、こうしたケースの加害者は1、2人が大半で、今回のように6人もの逮捕者が出るのは異例だ。

 「許せない」。事件に加古川市の女性(36)は怒りで語気を強めた。昨年亡くなった祖父は認知症のため、最期の2年間を神出病院に入院して過ごしたという。「祖父も被害にあっていたのかもしれないと思うと…」と涙ぐんだ。

 精神科がある県内の病院関係者は「ありえない事件。人として信じられない行為」と驚く。勤務先では暴力防止のため研修を開いたり、学会に職員を派遣したりしている。ただ、そもそも取り組みの主眼は患者からの暴力をいかに防ぐかで「今回のような事件は想定していない」という。

 神出病院の虐待はいずれも勤務人数が少ない夜間に起きた。県警は、閉鎖的な職場環境が虐待の温床になった可能性もあるとみて動機の解明を進める。

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