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 井戸敏三兵庫県知事(74)の5期目の任期満了(2021年7月末)まで残り1年半を切った。前回知事選で県政史上最多の5選を果たし、在任期間は歴代知事で最長の19年目に突入。去就については明言していないが、後継者を模索する意向もほのめかしている。兵庫で知事選に初参戦をうかがう日本維新の会の動きも見据えながら今後、どんな言動を見せるのか注目される。(井関 徹)

 「『参画と協働』の理念を基本に挑戦し続ければ大きな壁を越えられる」。2月18日の定例県議会の本会議。20年度予算案の提案説明で井戸知事は、副知事から知事に初当選した際に、県政運営の基本姿勢として打ち出した「参画と協働」に触れて締めくくった。

 阪神・淡路大震災からの復興を先導し、18年以上にわたる行政運営の実績と安定感を評価する声は、県内外の首長の間にも多い。ただ70代の年齢や多選批判もくすぶり、閉塞(へいそく)感も指摘される。

 知事与党である県議会の最大会派・自民党は昨夏、井戸知事が過去に「(後継の)有力候補」とした金沢和夫副知事(63)を軸に、次期知事選で支援する候補者の検討を始めた。本格的には知事の残り任期が1年を切った段階で検証委員会を立ち上げる見通しだ。

 井戸知事はこうした動きも見据え、去就を明らかにするタイミングを計るとみられる。今年12月に予定される関西広域連合の連合長の改選にどう対処するかも焦点の一つ。井戸知事は発足当初から務める連合長ポストを巡り昨秋、次期知事選を念頭に、「今度は(知事を続けるかどうか)分からないので(バトンタッチを)考えなくてはいけない」と発言した。

 一方で、最も神経をとがらすのが維新の動向だ。昨年12月、井戸知事は尼崎市内で街頭演説した際、維新が党勢拡大に向けて知事選への参戦を検討していることに触れ「知事の座を争奪するのではなく、どんな県政を進めるかを問うのが知事選挙。勢力を伸ばすだけの発想はけしからん」とけん制した。

 井戸知事にとっては不安要素もある。維新の本拠地・大阪では、15年に僅差で否決された「大阪都構想」が、今年11月上旬にも再び住民投票で問われる。都構想が実現すれば、維新の兵庫勢にとっても追い風となり、余勢を駆って兵庫県知事選への独自候補擁立も予想される。

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