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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国的に入手しづらくなっているマスクについて、兵庫県は県内の訪問介護施設の半数以上が「4週間未満で備蓄が尽きる」と試算した。さらには、15%は「1週間未満」と深刻。井戸敏三知事は「相談窓口の設置を各市町と協議する」と状況把握に乗り出す姿勢を示した。

 県は2月下旬から3月上旬にかけ、メールを登録する介護保険施設計1318カ所にマスクの在庫数と1日の使用量を尋ねた。ヘルパーが自宅などを訪れる訪問施設284カ所と、特別養護老人ホームなど入所329カ所から今月5日までに回答があり、備蓄が尽きるまでの日数を計算した。

 その結果、「4週間未満」は全体で40・3%、訪問施設は50・4%、入所施設は31・6%。「1週間未満」は全体が10%、訪問施設は15・5%、入所施設が5・2%だった。

 調査から1週間近く経過し、計算上は一部でマスクがなくなったことになるが、「緊急の要請はない。施設で調達しているのでは」と県高齢政策課。知事会を通じて高齢者福祉施設への優先的な配布を求めているという。

 県が備蓄するマスク20万枚は災害対策用といい、担当者は「活用できるかどうかを含め、庁内で協議したい」と話した。(藤井伸哉)

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