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兵庫県警察本部=神戸市中央区下山手通5
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 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、兵庫県警が11日、同僚の男性教員(25)に対する4件の暴行と強要の疑いで、加害側の元教員と教員の計4人を神戸地検に書類送検したことが捜査関係者への取材で分かった。県警は4人の刑事処分について一律に、起訴猶予を求める「寛大処分」の意見を付けたとみられる。

 書類送検されたのは、同小で被害教員と勤務していたA元教諭(34)▽B元教諭(34)▽女性C教諭(45)▽男性D教諭(37)-の4人。県警はA、B元教諭を悪質性が高いとみて捜査したが、ともに懲戒免職となるなど一定の社会的制裁を受けたと判断。神戸地検に起訴などの厳しい刑事処分を求めなかった。

 A元教諭とB元教諭の書類送検容疑は2018年9月4日午後3時15分ごろ、同校の家庭科室で、被害教員の目元や口元に激辛カレーを塗りつけた疑い。また、2人とC教諭は共謀し同年9月10日午後4時35分ごろ、同じ家庭科室で被害教員に「辛いのいけるって言うた者が全部食べたらええんちゃう」などと激辛カレーを食べるよう要求し、背後から羽交い締めにして、無理やり食べさせた疑いも持たれている。

 D教諭の書類送検容疑はA元教諭と共謀し、19年6月7日午後8時ごろ、同校の廊下で被害教員の尻を蹴ったり、ロール紙の芯で数回殴ったりした疑い。

 このほか、4人は共謀し19年2月15日午後6~8時、家庭科室で激辛ラーメンと唐辛子を無理やり食べさせた疑いも持たれている。

 捜査関係者によると、4人は容疑を認め、A元教諭は「受け入れてくれていると思っていた」などと供述しているという。

 県警は昨年10月、被害教員から被害届を受理。4人に逃亡や証拠隠滅の恐れがないとみて逮捕せず、任意で事情聴取を継続。被害教員から提出されたハラスメント行為約100項目を記したリストなども照らし合わせて4件を立件した。

 同市教育委員会が置いた弁護士3人でつくる外部調査委員会は今年2月、A元教諭のハラスメント行為として78項目を、B元教諭では27項目を認定。市教委は、A、B元教諭の2人を懲戒免職とし、C教諭を停職3カ月、D教諭を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。

 捜査関係者によると、県警は、より悪質性が高いA、Bの両元教諭について刑事裁判を求める起訴を視野に捜査したが、2人が職を失い、社会的制裁を受けたことを総合的に判断した「寛大処分」の意見を付けたとみられる。

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