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新型コロナウイルス感染症への対応状況を説明する兵庫県の井戸知事=12日午後、兵庫県庁
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新型コロナウイルス感染症への対応状況を説明する兵庫県の井戸知事=12日午後、兵庫県庁
新型コロナウイルス感染症対策本部会議の第3回会合であいさつする兵庫県の井戸敏三知事=12日午後、神戸市中央区下山手通5、県災害対策センター
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新型コロナウイルス感染症対策本部会議の第3回会合であいさつする兵庫県の井戸敏三知事=12日午後、神戸市中央区下山手通5、県災害対策センター

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県は12日、県立学校(高校、特別支援学校など)計176校の臨時休校期間を、春休みが始まる前日の23日まで延長すると発表した。当初は3~15日の予定だった。県内の各市町や私立学校にも同様に、春休み開始までの延長を要請した。一方で当初の予定通り、16日からの再開を決めた市町も明石市など複数あり、判断が分かれる格好となった。

 井戸敏三知事は12日の会見で「発症状況を踏まえると、引き続き休校せざるを得ない」と述べた。休校期間中は2日間を限度に、午前中のみ登校できる日を設ける。部活動も登校日のみ2時間以内で認める。

 神戸市も既に、市立学校園の休校期間を春休み開始まで延ばすと決めている。

 一方、明石市と養父市、兵庫県香美町、新温泉町は16日からの再開を決めた。

 明石市の泉房穂市長は12日、「市の態勢強化や予防など総合的に対応している。市民の健康と生活の両方に目配りする責任があり、再開を望む声も多い」と強調。再開を決めた根拠として「学校は、感染者が多く出た密閉された狭い空間に当たらない」「市と保健所が感染情報などで密に連携できる」などと説明した。

 ただし今後、複数の子どもや学校園関係者の感染が確認された場合は休校を検討する。また感染を心配する児童生徒が休んだ場合、欠席扱いにしないという。

 一斉休校を巡っては、子どもたちの学習の遅れや運動不足、保護者の負担増などが懸念されている。まだ対応を検討中の県内自治体も多いとみられる。

    ◇   ◇

 兵庫県は12日、臨時休館している県立美術館(神戸市中央区)、歴史博物館(姫路市)などの県立文化、社会教育施設については16日から、常設展などの営業を再開するとした。鑑賞者の密集度が低く、飛沫や接触での感染リスクが少ないと判断した。民間にホールやギャラリーを貸す事業は引き続き、主催者に中止・延期などの判断を委ねる。

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