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 新型コロナウイルスの感染拡大で、兵庫県内の美術館や資料館の休館が相次ぐ中、開館を続ける施設も多い。手洗い、うがいの徹底や消毒液の設置など対策を講じ来場者を受け入れる。

 日本のブリキのおもちゃや、ドイツの伝統的な木製工芸品などが並ぶ有馬玩具博物館(神戸市北区)は、常設展示を含め、子どもたちが実際に遊べるスペースも通常通り営業する。

 回転焼き製造販売の御座候(姫路市)が運営する「あずきミュージアム」は、団体客の受け入れと工場見学を一時中止しているが、さくら餅などを作る調理教室(有料)は、人数を制限した上で開いている。

 明石市の市立天文科学館は、プラネタリウムの入場人数を定員の300人から一時的に100人に減らして営業を続ける。

 一方、休館している県立美術館(神戸市中央区)は17日から全面的に再開。県立歴史博物館(姫路市)と神戸市立博物館(神戸市中央区)は同日から、体験コーナーなど一部を休止して再開する。(杉山雅崇)

 17日に再開する主な公立文化施設は次の通り。

 【県立】横尾忠則現代美術館(神戸市)人と自然の博物館(三田市)兵庫陶芸美術館(丹波篠山市)県立図書館(明石市)考古博物館(播磨町)【神戸市立】小磯記念美術館(神戸市)

■姫路城天守など公開休止を延長

 兵庫県内では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、休業の延長を決める観光施設なども目立った。

 姫路市は、世界文化遺産・国宝姫路城の天守などについて26日まで公開休止を延長。状況次第でさらなる延長も検討する。隣接する市立動物園も26日まで、一部施設の使用中止を延長する。

 豊岡市の水族館「城崎マリンワールド」は、臨時休園を22日まで延長すると決めた。休園中は画像共有アプリ「インスタグラム」で動物や魚の様子のライブ配信などを行う。

 神戸・ポートアイランドの動植物園「神戸どうぶつ王国」も臨時休園を19日まで延ばす。20日の再開後も営業時間を午前10時~午後4時に短縮し、一部のアトラクション、エリアを休止する。入園料金は中学生以上350円引き、小学生200円引きなど値下げする。

 子どもの職業・社会体験施設「キッザニア甲子園」(西宮市)は、臨時休館を23日まで延長。掃除など「家での仕事」の報告書をインターネットで5月6日までに提出した上で、8月31日までの次回入場時に持参すると専用通貨「キッゾ」が受け取れるサービスを提供する。キッザニア甲子園TEL0570・06・4343(午前9時~午後6時)

(井沢泰斗、石川 翠、長谷部崇、中川 恵)

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