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武庫川団地内に設置する赤胴車のイメージ(阪神電鉄提供)
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武庫川団地内に設置する赤胴車のイメージ(阪神電鉄提供)

 阪神電鉄と都市再生機構(UR)は16日、沿線の活性化を目的にした包括連携協定を締結したと発表した。皮切りとして、2020年度中の引退が決まっている阪神電車の「赤胴車」を、西宮市の武庫川団地内の広場に設置。地域コミュニティーの拠点として活用する。

 阪神沿線には約30団地、約2万戸のUR賃貸住宅が点在。人口減や少子高齢化で鉄道・賃貸住宅ともに利用者が減少する中、共同して地域活性化を進め、利用ニーズを掘り起こす。

 具体的には、阪神側が子育て支援や女性活躍支援のワークショップ、ウオーキングイベントなどを沿線各地のUR団地で開催することを計画している。

 併せて現在、武庫川線のみで運行している「赤胴車」のうち1両を、21年春をめどに武庫川団地内の広場に設置。地域住民に開放して、コミュニティースペースとして利用する。

 クリームと赤の2色の赤胴車は、高度成長期から60年以上にわたって阪神電車の伝統カラーとして親しまれてきただけに、同社、URとも「地域の方に愛される利用方法を考えたい」としている。(前川茂之)

 

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