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産卵したとみられる人工巣塔とコウノトリの雄=朝来市和田山町久田和
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産卵したとみられる人工巣塔とコウノトリの雄=朝来市和田山町久田和
産卵したとみられる人工巣塔とコウノトリの雄=朝来市和田山町久田和
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産卵したとみられる人工巣塔とコウノトリの雄=朝来市和田山町久田和

 兵庫県朝来市は18日、市内2カ所の人工巣塔でコウノトリのペアが産卵したとみられると発表した。同市での産卵は初めてとなる。

 同市によると、同市山東町三保は4歳の雄と10歳の雌、和田山町久田和の2羽はともに2歳で、巣に伏せる時間などから産卵したと判断した。

 三保地区では09年に巣塔を設置。周辺農家は農薬を極力使わず、冬も水を張って餌となるカエルなどを増やす「コウノトリ育む農法」に取り組む。久田和地区では昨年11月、東河地区協議会が周辺住民の寄付金で巣塔を建てた。観察や撮影時の注意看板を立てて見守ってきた同協議会の浜信雄会長(68)は「無事にふ化してくれるように願っている」と喜んだ。

 県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、県内で豊岡市以外の人工巣塔での産卵は2018、19年に養父市で確認。同公園は「県内では豊岡盆地に集中していたので、大きな進展になる」としている。(竜門和諒、石川 翠)

 

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