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気圧を制御する設備などが備わった感染症患者の病室=神戸市中央区港島南町2、神戸市立医療センター中央市民病院(2014年10月撮影)
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気圧を制御する設備などが備わった感染症患者の病室=神戸市中央区港島南町2、神戸市立医療センター中央市民病院(2014年10月撮影)
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 新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に備え、兵庫県が感染者の入院病床確保に躍起になっている。感染者91人のうちほぼ全員を専門的な病床で治療したり経過観察したりしているが、確保した154床のうち既に半数が埋まった。県はさらに100床を上積みする方針だが、時期は未定。県内では、介護施設や病院などで感染者集団「クラスター」が複数発生。患者が急増する恐れもあり、予断を許さない状況が続く。(藤井伸哉)

 県内では18日までに91人の感染が確認され、3人が亡くなり、6人が重症。2週間の経過観察のケースが多く、退院は4人にとどまる。

 県は9カ所ある感染症指定医療機関に、室内の空気が外に漏れない「陰圧室」54床を準備。さらに、感染症対策の整った「帰国者・接触者外来」などを含め、154床を確保した。ただ、陰圧装置の供給が滞っており、病棟間の動線を分離したり一般病棟を個室化したりするなど、全てが「陰圧室」にはなっていない。

 県は国が確保するとした病床数と人口比から算出した必要病床数を根拠に、さらに100床の追加を目指すが、確保時期は「早急に」(担当者)としか明らかにしていない。

 厚生労働省が示した推計式では、兵庫県内の1日の入院患者を9800人、重症者を330人と試算。井戸敏三知事は定例会見などで「現時点で受け入れ態勢は逼迫(ひっぱく)していない」とする一方、「重症者には陰圧室のベッドが必要。空き床が少なくなった場合、(軽症者の)対応を考えておく必要がある」と述べた。

 県は、感染症指定医療機関で重症者の受け入れを優先する方針。重症度や持病、妊娠などの事情に応じ適切な治療を行えるよう各機関と協議を進めるという。

 大阪府は症状に応じて入院先を割り振る「フォローアップセンター」を13日に立ち上げた。兵庫県は週内にも、災害対応用の救急医療情報システムを活用して空きがある病床を一元的に把握し、入院調整を順次始めるという。

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