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午後から臨時休館となった兵庫県立美術館=20日午後、神戸市中央区脇浜海岸通1(撮影・後藤亮平)
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午後から臨時休館となった兵庫県立美術館=20日午後、神戸市中央区脇浜海岸通1(撮影・後藤亮平)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県と大阪府知事が往来の自粛を求めた3連休が、20日からスタートした。突然の要請に戸惑いや混乱が収まらない中、穏やかな春の陽気とは裏腹に、関係者らは対応に追われ、観光地からは困惑の声も上がった。

 兵庫県は20日、新型コロナ感染防止のため、県立10施設を同日午後から24日まで臨時休館した。「ゴッホ展」を開催中の県立美術館(神戸市中央区)も、看板やホームページで周知。最寄りのJR灘駅や阪神岩屋駅でも、同館スタッフが「休館です」と声を張り上げた。

 ただ、すでに来場していた人たちは困惑するばかり。館内では、スタッフに払い戻しや会期の延長を求める人の姿もあった。大阪市の男性会社員(29)は岩屋駅前で休館を知り、「当日の発表はひどい。交通費も使っているのに。もっと早く判断できたのでは」と憤った。

 17日の再開から3日で再び休館となり、同館の島田三津起次長は「会期は延ばせない。力を入れていた展示会の一つだったが…」と表情を曇らせた。

 中には、予定を変えずに“越境”した人も。

 「子どもたちと約束していたので」。大阪府内の会社員(38)は、小学生の息子2人を連れ、神戸どうぶつ王国(神戸市中央区)を訪れた。臨時休校で在宅ワークの妻と息子たちは家にこもりきり。「不要不急じゃないと言われたらそうだけど、家族のストレス発散を優先させた」と話した。

 一方JR三ノ宮駅の利用者では、要請を支持する声も。塾経営の男性(80)=神戸市中央区=は「県内の感染者が見逃せないほど増えてきて不安だったので、今回の要請は大賛成。自粛で少しでも感染拡大が収まってくれたら」と願った。

 3連休の人出を期待していた観光地では、落胆の声も。

 大阪発着の特急列車や高速バスも多い城崎温泉街(豊岡市城崎町)。2、3月は卒業旅行やカニシーズンが重なるため、例年なら大阪府からの観光客が多くなる時期という。

 ある旅館の経営者は「今は外国人の予約はゼロ。日本人もキャンセル続き」とため息をつく。今回の自粛要請について「感染拡大を防ぐためなら、従うしかない」と理解を示す一方、「自粛が連休以降も続くようなら、さらに痛手となる」と心配していた。

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