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接客を伴う飲食の自粛要請の影響もあって閑散とした歓楽街=1日午後、神戸市中央区(撮影・秋山亮太)
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接客を伴う飲食の自粛要請の影響もあって閑散とした歓楽街=1日午後、神戸市中央区(撮影・秋山亮太)
出勤者を減らしているラウンジ。休業も検討中だという=1日午後、神戸市中央区(撮影・秋山亮太)
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出勤者を減らしているラウンジ。休業も検討中だという=1日午後、神戸市中央区(撮影・秋山亮太)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県などで構成する関西広域連合が1日、ナイトクラブやバーなど、接客を伴う“夜の店”の利用自粛を呼び掛けた。県内随一の歓楽街、神戸・三宮の東門街周辺は兵庫初の感染が確認された3月以降、一気に客足が落ちたという店が多く、出勤者の削減や営業時間短縮でしのぐ。さらなる試練に、経営者や店長は「客に『来てほしい』とも言いにくい」「行政も対策を考えて」と頭を抱える。(谷川直生、西竹唯太朗、上杉順子)

 1日夜の東門街。強い風雨も手伝い、ネオン街に人影はまばらだった。

 本通りから1本東に入った路地のラウンジ「花束」。いつもなら多い日で20人以上が来店し、ママの三代木香さんら4人の女性が出迎えるが、この日の出勤者は三代木さんを含め2人だけ。午後8時を過ぎてもドアを開ける人はなく、店内にはBGMだけが響いた。

 同店は3月以降、なるべく距離が取れるカウンター席に案内したり、消毒や換気をこまめにしたりして営業を続ける。しかし客足は途絶えがちで、早じまいをする夜が続く。

 「3月の売り上げは前年同期の半分以下。出勤者を減らしても苦しい」と、三代木さん。先も見通せず、「最悪の場合、(家賃が安い場所への)移転も考えないと」と声を落とした。

 同店の収入のみで生計を立てるホステス(32)は3月の給与がいつもより少なく、「食費や電気代を抑えるしかない」。仕事柄、マスクも着けられず、「感染していたらどうしよう。不安ばかり」と漏らした。

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 2日に創業3周年を迎えるスナック「フルーリ」は、記念イベントの予約キャンセルが相次いだ。経営する望月奈美さん(44)は「今日だけでキャンセルが15件」とため息。全員が「会社から外出自粛命令が出た」と話したという。

 中高生2人を育てるシングルマザーで、「生活がかかっているので、店は絶対に閉められない」。一方、店で自分が感染し、家族にうつすのも怖く「休業しても生活できる対策を行政が考えて」とつぶやいた。

 近くのナイトクラブも、平時と比べ1日の平均来店者数が半分以下に。店長の男性(48)は「2月ごろから客足が遠のき、3月になってがくんと減った」と嘆く。来店者にはポケットサイズの消毒液をプレゼントしているが「『来てください』とも言いにくい。これから一体、どうすればいいのか」と途方に暮れた。

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