兵庫県尼崎市は3日、県立尼崎総合医療センター(同市東難波町2)に勤める20代の男性臨床工学技士が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。患者との濃厚接触はなく、感染経路については「思い当たる節はない」と話しているという。同医療センターは、院内感染の可能性は低いとみて、通常の診療態勢を維持するという。
同医療センター関連では、3月13日に救急外来で勤務する30代男性看護師の感染が判明したのに続き、2人目の感染者となった。
市によると、男性は3月29日にせきと頭痛を発症。翌30日に38・3度の発熱があり、31日に味覚と嗅覚に異常を覚えた。4月1日、市帰国者・接触者相談センターに連絡し、尼崎総合医療センターで検体を採取。2日、陽性が判明した。
男性は1人暮らしで、3月31日から自宅で待機しており、容体は安定しているという。同医療センターの職員1人が濃厚接触者として自宅待機している。(大田将之)
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