兵庫県と神戸市などは4日、新たに男女15人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。重症者はおらず、神戸市内の高校生以下の10代男子や、西宮市のタクシー運転手が含まれている。県内で高校生以下の感染が分かったのは初めて。1日に判明した人数は最多で、県内の感染者は計190人になった。
神戸市によると、10代男子は県内の学校に在籍。数日前に感染が確認された人と3月末までに数回、市外で会っていたという。3月上旬以降、通学はしていなかった。同市はこのほか20代男性の感染も確認した。
西宮市が確認した5人のうち、40代男性はタクシー会社「神戸エムケイ」の運転手。業務中はマスクを着用していたという。同社は4月10日まで、男性が所属する芦屋営業所を閉鎖する。事務所内と車両は消毒した。
伊丹健康福祉事務所管内(伊丹、川西市と猪名川町)に住む20代の会社員男性2人や尼崎市の40代女性らは、既に感染が判明している人の濃厚接触者だった。新たな感染者のうち、西宮市の60代女性や明石市の60代男性ら半数以上は感染経路が不明だった。
(まとめ・紺野大樹)
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