新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の対象になった兵庫県は7日、全県立学校(高校、特別支援学校など)計176校を、9日から大型連休最終日の5月6日まで休校にすることを決めた。県内の市町立小中学校、高校や私立学校、大学、専門学校などにも同様の対応を要請する。
4月6日に決めた同19日までの休校措置から期間を延長。対象は感染者が確認されていない但馬地域を加え、県内全域とした。大半の地域で、3月3日から続く休校状態が2カ月以上に及ぶことになる。
休校中は登校日を午前中のみで設け、感染者が確認された神戸、淡路、阪神、丹波、播磨地域は週1日、但馬地域は週2日が上限。通勤時間帯の登校は避け、授業や部活動はしない。
4月8日に予定する入学式や始業式は簡素化し、「説明会」として開催。幼稚園にも臨時休業を要請するが、預かり保育は必要に応じて実施してもらう。
県内では既に大半の市町が休校延長を決めており、新学期からの再開に踏み切っていた5市2町中、明石、養父、朝来、丹波篠山市はこの日、県と同様の休校を決定。残る豊岡市、香美、新温泉町も8日中には判断する。
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