神戸市は10日、食事宅配サービス「ウーバーイーツ」と連携し、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けている飲食店や家庭を支援すると発表した。料金割引の一部を助成する仕組みで、13日から始める。
ウーバーイーツはスマートフォンのアプリで注文を受け付け、飲食店の料理を届けるサービス。今回の取り組みは、同市内の約560店舗が対象となる。今後、新たにウーバーに参加する市内店舗も含む。
対象店舗で注文すると、メニューに応じて100~500円を割り引く。割引分の費用は市が助成。さらに、ウーバーのシステムを利用した持ち帰り注文を市内全域に広げ、飲食店から受け取る手数料を約4割減額する。
店舗休業などで収入が減少した就労者がウーバーの配達員として働くことも想定し、市は情報提供なども支援する。
事業費は約1500万円を予定。市は「家庭には家事の負担軽減や食卓の充実につなげてもらい、飲食店は販路を広げて苦境を乗り切ってほしい」としている。(横田良平)
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