兵庫県三田市は12日、調理師が新型コロナウイルスに感染していた市立三田保育所(天神2)で、別の調理師2人への感染が分かったと発表した。所内で感染が広がっている可能性があり、週明けにも保育士など全職員がPCR検査を受ける。園児1人が発熱の症状を訴えていることも分かった。
市によると、新たに感染が分かったのは市外に住む40代の女性と市内在住の60代女性。
40代女性は今月2日の帰宅後に発熱し、3日以降は出勤していなかった。5日と6日に医療機関を受診、9日に帰国者・接触者外来を受診し、12日に陽性と分かった。60代女性は8日の帰宅後に発熱し、9日以降は休んでいた。10日に同外来を受診し、12日に感染が分かった。
同保育所では10日に別の40代女性調理師(神戸市在住)の感染が確認され、施設を閉鎖。発熱や倦怠感などの症状があった3人が検査を受けていた。残る調理師2人は既に検査を受けた。今週中に保育士を含む全職員42人に同検査を実施する。
同保育所を管轄する市保育振興課は、発熱を訴えている児童がいることを11日に保護者からの申告で把握。調理師との接触は確認できていないという。同課は職員の感染状況については今後も公表するが「利用者である児童については、現段階で公表する立場にない」としている。(高見雄樹)
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