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聴覚障害者が、手話通訳者の口元が見えるように改良された手作りの布マスク=伊丹市役所
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聴覚障害者が、手話通訳者の口元が見えるように改良された手作りの布マスク=伊丹市役所
手話通訳者の口元が見えるように改良されたマスク=伊丹市千僧1、伊丹市役所
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手話通訳者の口元が見えるように改良されたマスク=伊丹市千僧1、伊丹市役所
聴覚障害者が口元を確認できるように配慮された手作りマスク。中心部を透明のカバーで施している=伊丹市千僧1、伊丹市役所
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聴覚障害者が口元を確認できるように配慮された手作りマスク。中心部を透明のカバーで施している=伊丹市千僧1、伊丹市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの着用が定着する中、兵庫県伊丹市の聴力障害者協会の有志と同市障害福祉課が、マスクの一部分を透明のカバーで覆い、口元の動きが見えるように配慮された「透明マスク」を作製した。聴覚障害者は手話に加え、口の形や表情から情報を受け取ることから、支援する手話通訳者の着用を想定する。同課の手話通訳士、酒井智子さん(47)は「一見するとびっくりするかもしれないが、正しい情報を伝えるためにも重要性を知ってほしい」と呼び掛けている。(久保田麻依子)

 多くの自治体に、聴覚障害者からの依頼で、手話通訳者が病院や学校などに同行する「手話奉仕員派遣制度」があり、伊丹市では3月に38件の依頼があった。

 酒井さんによると、手話通訳者は通常、マスクを着用しないが、最近は同行先の病院で「感染拡大の恐れがある」として、マスクを促されるケースが増えたという。「薬の名前や症状などを正確に伝えないといけないため、説得の末、マスク非着用を認めてもらうことが多くなった」と話す。

 こうした事態を受け、別の通訳者が4月上旬、使い捨てマスクの中心部にビニールを縫い合わせたマスクの試作品を持参した。妙案に賛同した酒井さんが、同協会のメンバーに透明マスクの製作を依頼。3~4回の改良を経て、数日間で完成したという。

 透明マスクは布製で、透明のシート部分には抗菌のテーブルクロスを活用している。息苦しさを軽減するため立体的に仕上げ、くもり止めをして口元を見えやすくする。市内に登録している手話通訳士31人に順次配布する予定だ。

 すでに利用している酒井さんは「見た目が特徴的なので、二度見されることも多い」と苦笑いしつつ「ろう者のピンチをチャンスに変えて広がってほしい」と語った。

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