神戸市は20日、市環境局須磨事業所の職員の新型コロナウイルス感染が相次いでいるため、同事業所を当面閉鎖すると発表した。長田区の苅藻島クリーンセンターに他事業所の職員らを配置し、同事業所管轄分のごみ収集は通常通り行う。
同日、新たに50代の男性職員2人の感染が確認され、感染者は計7人に。市によると、2人は既に感染が判明している職員の濃厚接触者ではなかった。同事業所では、収集作業後に職員が入浴するなどして共用スペースが混雑しており、市は「全ての職員が(感染者と)関わった可能性が否定できない」と判断。感染者以外の職員55人全員を自宅待機にし、クラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。
閉鎖は約2週間を想定。その間の収集日は変わらないが、収集時間が変動する可能性があるという。(石沢菜々子)
【記事特集】新型コロナウイルス